研究課題
挑戦的萌芽研究
小細胞肺がんの代謝特性を、新規治療標的として開発することを目標に検討をすすめた。細胞株と臨床検体の解析で、肺がんのうち、神経内分泌腫瘍のサブセット(大細胞神経内分泌がん・小細胞肺がんなど)が、非常に高いPkm1/Pkm2レシオをもつことを見出した。細胞株を用いた実験で、小細胞肺がんのPkm1依存性を見出した。小細胞肺がんでは、NAD代謝への依存性も高いことを見出だした。マウスxenograft系において、NAD合成の阻害は、シスプラチン化学療法と同等の治療効果をしめした。
腫瘍学