研究成果の概要 |
がん治療において、物理的精度の向上や低侵襲性という面からも今後、放射線治療の大きな増加が見込まれる。一方、放射線治療の増感剤としては臨床に定着した増感剤はほとんどない。本研究においては種々の機能を持つ遺伝子を標的としてより広く網羅的に増感標的遺伝子を検索する。放射線感受性を増感させる候補遺伝子として抽出されたDNMT3b, poly(ADP-ribose) polymerase1 (PARP-1)、interleukin 27 receptor, alpha (IL27RA)、APOBEC3Gの評価を進め、これらの遺伝子の機能阻害が放射線感受性を増感させることを見出した。
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