本研究では、独自に開発した『観るだけでわかるタンパク質間相互作用解析法(VIPアッセイ)』に関して、マイクロプレート上でのアッセイが可能になるように改良を加えた。 まず、抗GFP-Nanobodyを通常のポリスチレン(PS)製マイクロプレートに吸着させる方法では、十分な感度が得られなかった。次に、PS親和性ペプチドタグを抗GFP-Nanobodyに付加し、親水性PSプレートに吸着させたが、まだ十分な検出感度が得られなかったことから、さらにELISAを行い、二次抗体、三次抗体の濃度などの条件を検討することによって実用化可能な程度までの感度を得ることができた。
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