細胞膜上のディジタル式シグナル変換システムの解明

2016 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 15K14477
• 研究種目: 挑戦的萌芽研究
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 機能生物化学
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 鈴木 健一 京都大学, 物質－細胞統合システム拠点, 特定拠点准教授 (50423059)
• 研究期間 (年度): 2015-04-01 – 2017-03-31
• キーワード: シグナル伝達 / 1分子観察 / ラフト / Src family kinase / Phospholipase C gamma

研究成果の概要

「細胞膜上の受容体を刺激後、長く続くアナログシグナルは、１分子レベルで見ると短期間シグナルから積算されて作られる。」とする仮説を検証した。EGF受容体への下流シグナル分子のリクルートを1分子観察したところ、0.5秒以下の時間しか続かなかったが、細胞全体のシグナル強度が高くなるにつれて、リクルート頻度は大きくなっていた。この結果は、上記仮説をさらに裏付けた。

自由記述の分野

細胞生物物理学