研究課題/領域番号 |
15K14483
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研究機関 | 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター |
研究代表者 |
株田 智弘 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 神経研究所 疾病研究第四部, 室長 (70535765)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | オートファジー / 細胞内分解 |
研究実績の概要 |
細胞内分解システムのうち、chaperone-mediated autophagy (CMA)は、リソソームが直接的に蛋白質を取り込み分解する経路である。一方、研究代表者はリソソームが直接的にRNA/DNAを取り込み分解する経路を見いだし、これをRNautophagy/DNautophagy (RDA)と名付けて報告している。CMAにおいては、リソソーム膜蛋白質LAMP2Aが受容体として機能すると報告されている。また、研究代表者はLAMP2Cが核酸結合能を有しており、核酸受容体として機能することを報告してきた。LAMP2のスプライスバリアントには、LAMP2A, LAMP2Cの他にLAMP2Bがあることが知られているが、その機能は不明である。本研究では、LAMP2Bが未知のオートファジー経路に関与しているという仮説のもと、本年度までLAMP2Bに結合する細胞内物質の探索を行った。その結果、結合する細胞内物質を同定した。現在、この結合を介した新規細胞内分解システムの存在を示すために研究を継続中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
LAMP2Bに結合する物質を同定し、新規細胞内分解システムを見いだしたため。
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今後の研究の推進方策 |
新規細胞内分解システムの存在を示すために、研究を継続する。論文として報告するために必要なデータを揃える。
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次年度使用額が生じた理由 |
今年度は新たなノックアウトマウス作出を行った。次年度以降、マウスの解析経費が必要なため、繰り越した。
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次年度使用額の使用計画 |
マウスの解析経費など、計画の遂行に必要な経費に用いる。
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