膜接触場(MCS)を介したオルガネラ間コミュニケーションの動態を明らかにするために、MCSに於けるイオン濃度変化をリアルタイムにin vivoで測定できる系を以下のように確立した。まず、各々FRBとFKBPを持つ異なったオルガネラに局在するレポータータンパク質を作製し,rapamycinを添加することでMCSを形成させる系を確立した。カルシウム感受性蛍光タンパクはpH変動に抵抗性を考慮してGFPとエクオリンタンパク質の融合タンパク質を作製した。オルガネラ特異的レポーターにイオン感受性蛍光タンパクを結合させることでMCSのpH及びカルシウム濃度をリアルタイムで測定できる系を確立した。
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