28年度は、iPS細胞への520d-5pの応用による再生医療への質的向上を検討した。 1)iPSへの520dの導入:これにより細胞塊が分解してしまうため、培養で一定量の細胞集団が保てないため、導入時期としては不適と考えられた。 2)iPS細胞から間葉系幹細胞への分化を行った。iPS細胞から分化誘導をかけ約1~2週間で520d-5pを導入し、約7日培養した後、次世代シークエンス解析のために試料調整をした。多様な導入細胞を現在解析準備中であるが予算が莫大なので、解析委託には至っていない。メカニズムは未解明である。 3)この結果を受け、各分化途中の細胞へ導入することを検討開始し、肝分化資料(肝芽細胞のDNA)を得たところである。
|