研究成果の概要 |
動物発生における母性-胚性遷移(maternao-to-zygotic transition; MZT)は、卵内の母性情報を消去し、胚ゲノムの情報に従った発生プログラムへと移行する過程であり、動物種をこえた普遍的現象である。本研究では、ショウジョウバエMZTにおけるmiRNA経路の機能について解析を試みた。具体的には、miRNA経路因子であるDcr-1, Ago1, GwについてGFPノックイン系統を作成した。そして、GFP融合タンパク質を分解に導くdeGradFPシステムを初期胚で活性化させた。その結果、Gwをノックダウンすると約50%の胚においてMZTが起きる胚発生初期に致死となった。
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