再生誘導物質(BMP7+FGF2+FGF8)を尻尾・目(レンズ)に応用し、反応能の有無を組織学的手法・分子生物学的手法によって検証した。当研究室で作成した徐放性ビーズに再生誘導物質であるBMP+FGFのカクテルを染み込ませ、再生反応の誘導箇所に埋め込んだ。再生反応が進んでいるかをマーカー遺伝子の発現を指標に分子生物学的解析を進めた。BMP7+Fgf2+Fgf8が器官横断的に再生反応を惹起できることを実証した。器官横断的な再生反応を支える詳細な分子実体までは明らかにすることができなかったが、分子実体の解明のための基盤的データをすべて揃えることができた。
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