研究課題
挑戦的萌芽研究
ゴエモンコシオリエビは殻に含まれる蛍光体から発せられた光を感知することで仲間を認識すると仮定し、研究を開始した。しかし、行動実験からそれを確かめることはできなかった。一方で、ゴエモンコシオリエビはエラ近くの付属肢を使って内因性の水流を起こし、体に付着した外部共生菌の代謝活性を増強させることや外因性の水流を感知し、水流の強い場所に群がることが実験室レベルで分かった。そのため、現場環境においてゴエモンコシオリエビが群集を形成する要因の一つは外因性の水流にあることが強く示唆された。
極限環境共生学