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2018 年度 研究成果報告書

光遺伝学的操作による線虫の細胞特異的な1遺伝子座の発現制御法の確立と応用

研究課題

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研究課題/領域番号 15K14575
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 遺伝・染色体動態
研究機関滋賀医科大学 (2016-2018)
京都大学 (2015)

研究代表者

杉 拓磨  滋賀医科大学, 神経難病研究センター, 助教 (70571305)

研究分担者 伊藤 浩史  九州大学, 芸術工学研究院, 准教授 (20512627)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード線虫 / ゲノム編集 / 光遺伝学 / 記憶・学習 / 行動
研究成果の概要

本研究ではまず, 線虫C. elegansをモデル系として, 転写活性化因子VP64を利用した人為的遺伝子発現制御の系を確立した. この技術の拡張を目指し, 細胞特異的なエピゲノムの操作による遺伝子発現制御系の確立を試みた. その結果, VP64を利用した遺伝子発現制御が不可能であった神経細胞においても, CBP1などのエピジェネティックファクターを利用して, エピゲノムを直接操作することにより, 遺伝子発現制御が可能となった. このことは, 細胞ごとのクロマチン構造状態が異なることを示唆している. また本技術を応用するため, 簡便なC. elegansの記憶・学習評価系の確立に成功した.

自由記述の分野

分子遺伝学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本手法が単純な遺伝子発現量の操作方法としてだけではなく、特定の神経細胞のクロマチン構造の「ロバストネス」を調べる方法としても有望である可能性がある. また現在, in vivoで光刺激によるエピゲノム操作を行えるように技術拡張しており、将来的に本研究により、C. elegansの記憶・学習機構を人為的に操作することにより、記憶形成に必須のエピゲノムを同定することが期待できる.

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公開日: 2020-03-30  

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