研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では、単複相の異型世代交代を行うアオサ藻綱の海産緑藻エゾヒトエグサを材料として、主として以下の事柄が明らかになった。配偶子の発生運命はその配偶子が有する資源量に依存しない:遺伝的にも資源量も異ならない同一の配偶子嚢に形成された配偶子でも、単為発生して胞子体になるか、配偶体になるかは必ずしも一致しない。しかし、単為発生して生き残る確率はその配偶子が有する資源の量と正の相関がある。
進化生態学