研究課題/領域番号 |
15K14605
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生態・環境
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研究機関 | 中部大学 (2016) 京都大学 (2015) |
研究代表者 |
松田 一希 中部大学, 創発学術院, 准教授 (90533480)
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連携研究者 |
今井 啓雄 京都大学, 霊長類研究所, 准教授 (60314176)
福田 真嗣 慶應義塾大学, 大学院・政策メディア研究科, 特任准教授 (80435677)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 前胃 / テングザル / コロブス / 反芻 / 前胃内細菌 / 霊長類 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、多様な植生環境に棲むテングザル(前胃発酵霊長類)が、単調な植生に棲むものに比して、より多様な前胃内微生物叢を有すことを明らかにすることである。2年間のプロジェクト内に、野生個体4、半野生個体1、飼育個体1の合計6個体より前胃の内容物の収集に成功し、分析を行った。その結果、牛のルーメンなどの偶蹄類に共生し、セルロース分解を行っている細菌を多数検出した。また、前胃内微生物叢の多様度が、テングザルの生息環境によって大きく異なることを発見した。加えて、前胃内容物をもちいた酵素活性実験から、前胃内微生物がヘミセルロースを中心に植物細胞壁の分解を行っていることも示唆された。
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自由記述の分野 |
霊長類学
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