研究課題
挑戦的萌芽研究
イヌやウマといった一般的なほ乳類と、霊長類の四足歩行のあいだには、脚を動かす順番に大きな違いが存在する。しかしその原因は現在まで十分明らかになっていない。本研究では、3次元四足歩行モデルを構築し、接地パターンを変化させて四足歩行の動力学シミュレーションを行い、接地パターンの変化が歩行に与える影響を評価することを試みた。また、霊長類にもかかわらずイヌ的歩行を採用していとされるマーモセットの四足歩行運動を、ニホンザルのそれと対比的に分析し、接地パターンが異なる要因を考察した。
生体力学