バイオリファイナリーにおいて発酵原料となる糖は重要であり、糖生産作物の高糖性遺伝子はその鍵遺伝子である。我々のこれまでの研究から、スイートソルガムSIL-05は高糖性遺伝子座(qBRX-6)によって、稈に多量の糖を蓄積することが明らかになっている。しかし、その近傍に開花遺伝子Ma1/SbPRR37が座乗するため育種の障害となっていた。そこで、この2つの遺伝子の物理位置関係を明らかにすることを目的に本研究を行った。染色体部分置換系統SL-6を用いた連鎖解析の結果、qBRX-6の座乗領域を190kbに絞り込むことに成功し、これらを切り分けて導入することが可能なDNAマーカーを樹立した。
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