研究課題
挑戦的萌芽研究
ミナトカモジグサは、コムギやオオムギなどの主要作物が含まれるイネ科イチゴツナギ亜科に属する温帯性モデル草本である。申請者は、標準系統と比較して高温耐性が非常に高いミナトカモジグサ自然系統を複数見出した。そこで、これらの高温耐性が著しく異なる自然系統間のゲノムの潜在的変異に着目した研究を展開した。高温耐性が著しく異なる2系統を交配することで作出したF2集団を展開し、QTL解析を実施した。その結果、第4染色体上に効果の強いQTLを検出することができた。さらに、F3集団を展開して解析を行い、当該QTLを220 kbの領域(40遺伝子)にまで絞り込むことができた。
植物遺伝育種学