研究課題
挑戦的萌芽研究
過去に蓄積されている作物の生産性の品種比較データは育種の貴重な情報である.しかし,蓄積されたデータそのものは,気象条件の違いを含むため品種特性を抽出できない.本研究では,数理モデルを用いて気象環境を標準化する新たな手法を開発した.まず気象条件の影響を一般化できる手法を開発した.その手法の有効性を評価するため,過去の収量データから環境応答性の異なる多収3品種を選抜した.実証試験として,この3品種を同一環境で評価したところ,それら品種の特性は開発した手法での評価と合致し,有効性を実証した.
作物学