人工光型植物工場においては,光周期が自在に変更できるため,収穫物の収量と品質を最適化できる日周期リズムで栽培することができる.この研究では,トマトにおける光合成産物の果実への輸送を最適化する条件を探り,また輸送をモニタリングする手法を開発することを目指した研究の一環である.本研究では,近赤外線計測により葉のスクロース濃度をモニタリングする方法の確立を目指した.トマト師部液糖濃度は日中に最大値となる日変化をすることが示唆された.この日変化を概日リズム突然変異体の利用により最適化できる可能性についても検討した.
|