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2017 年度 実績報告書

パルス光照射による光合成反応効率化の研究

研究課題

研究課題/領域番号 15K14657
研究機関徳島文理大学

研究代表者

梶山 博司  徳島文理大学, 理工学部, 教授 (80422434)

研究分担者 前田 淳史  徳島文理大学, 理工学部, 講師 (10389174)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード植物工場 / レタス / 光合成
研究実績の概要

1.パルス光合成法の概要
植物は昼間蓄積された糖を、夜間に転流させることで成長している。本稿の夜間光合成法は、夜間に微弱光を照射することで、糖の総転流量を増やすことが目的である。
植物は、光合成がおきない夜間に細胞分裂することで、細胞損傷を緩和している。このため、正常な生育のために、夜間の光強度をできるだけ弱くする必要がある。一方、水菜で試験したところ、光合成光量子効率はパルス間隔が200&から12316;250μsのときに最大であった2,3)。このことは、パルス光にすれば、小さなPPFD光でも光合成がおきることを意味している。以上の結果に基づいて、夜間照射光の光質を、パルス間隔<250μs、PPFD<0.1、デューティー比<0.2に規定した。
2. 蛍光灯型植物工場でのレタス栽培例
昼間は蛍光灯のみを使用し、その後の夜間光合成光の有無が生育に及ぼす影響を調べた。蛍光灯は、葉面におけるPPFDを200に設定し、12時連続照射した。図1に、定植から4週間後の両者の比較を示す。定植から4週間後のレタス重量は、夜間光合成法は蛍光灯のみに比べて約2倍であった。また、顕著な徒長抑制効果も確認された。以上の結果は、夜間光合成法は有意な生育促進効果があることを示している

備考

徳島文理大学理工学部ナノ物質工学科 公式TWITTER  @bunri_nano
平成30年5月6日 四国新聞地域EYE新聞記事「レタス2倍速栽培技術確立」

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 産業財産権 (1件)

  • [産業財産権] 植物栽培方法2017

    • 発明者名
      梶山博司
    • 権利者名
      梶山博司
    • 産業財産権種類
      特許
    • 産業財産権番号
      2017-153544

URL: 

公開日: 2018-12-17  

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