研究課題
挑戦的萌芽研究
細胞増殖因子の一つであるTGF-βスーパーファミリーは、細胞の様々な機能を調節する多機能性サイトカインである。本研究では、TGF-βシグナルを受容した細胞内で形成され、実際に遺伝子発現の制御を行う転写因子複合体Smad3-FoxH1に着目し、その構造と機能の解析を行った。X線結晶構造解析法によりSmad3-FoxH1複合体の立体構造を決定したところ、他の複合体構造では見られなかった、新規の相互作用面を同定することに成功した。
構造生物学