研究課題/領域番号 |
15K14786
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
水圏生産科学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
荒井 克俊 北海道大学, 水産科学研究院, 教授 (00137902)
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研究協力者 |
山口 文 北海道大学, 大学院水産科学院
加藤 勇 北海道大学, 水産学部, 四年生
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 水産学 / 農林水産物 / 発生・分化 / バイオテクノロジー / 遺伝学 / クローン / 倍数体 / 減数分裂 |
研究成果の概要 |
ギンブナ四倍体(4n)には雌雄両性が生じる。雌は4n卵を産み、雌性発生により繁殖するが、雄は減数分裂により2n精子を産する。本研究は4nギンブナを材料に、減数分裂を「する(雄)」、「しない(雌)」が何により決められるかを明らかにしようとした。その結果、(1)4nには2n精子を産する雄の外に、異数性精子を産する雄もいること、(2)キンギョ雄との人工交配では、3n雌個体により、3nのみ、4nのみ、あるいは3nと4n両方の子孫が生じる場合があること、(3)材料とした群馬県城沼由来集団には大陸系ギンブナを多く含むことが判明した。4nのゲノム構成により、多様な生殖が生じる可能性が示唆された。
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自由記述の分野 |
水産遺伝育種学
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