研究課題
挑戦的萌芽研究
農産物や食品の健康機能成分には、加熱により失活・分解・消失するビタミンやアミノ酸、プロバイオティクスなどが知られている。これらの熱感受性の高い成分を十分保持しながらこれらの食材を乾燥するには、その材料を著しく昇温させない操作が有効である。本研究で着目する噴霧乾燥は、液体食品を貯蔵安定性の高い粉末に変換するために広く使用されてきた加工技術である。ここでは噴霧乾燥チャンバ内に真空低温場(5 kPa、50℃)を作出し、果汁を事例とする粉末化技術を確立した。
農産食品加工学