研究課題
挑戦的萌芽研究
適度な水分条件と減圧条件で、土の熱伝導率は金属と同程度にまで劇的に増加する。この土の熱伝導率の劇的な増加は、土の中の個々の間隙がヒートパイプとして機能し、土全体にひとつながりのヒートパイプ現象を引き起こすことに起因する。本研究では、土が大きな熱輸送を行える新素材となりうることに着目して、土と水の混合物を充填した小型の熱輸送装置を製作した。夏を想定した温室模型で性能試験を行い、この熱輸送装置による新しい地中熱利用技術の可能性を見いだした。
土壌物理