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2017 年度 研究成果報告書

ゼブラフィッシュを用いた全個体レベルでの免疫系解析モデルの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 15K14879
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 統合動物科学
研究機関広島大学

研究代表者

一戸 辰夫  広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 教授 (80314219)

研究分担者 本庶 仁子  広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 講師 (80614106)
連携研究者 鈴木 隆二  国立病院機構, 相模原病院臨床研究センター・診断・治療室, 室長 (70373470)
研究協力者 川瀬 孝和  
美山 貴彦  
佐藤 寛之  
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワードゼブラフィッシュ / 免疫系 / 主要組織適合性複合体 / 造血細胞移植 / 次世代シーケンサー
研究成果の概要

ゼブラフィッシュの優れたモデル生物としての特性を利用し、単一個体に存在する全てのT細胞クローンを、T細胞受容体CDR3コード領域遺伝子配列の高速並行シーケンシングによって、網羅的かつ半定量的に同定する技術を開発した。また同様の解析系のヒトへの応用可能性を検討し、抗原特異的免疫応答や造血細胞移植後のT細胞再構築をシステムワイドに解析することが可能であることを確認した。

自由記述の分野

血液免疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

従来、獲得免疫系を構成する細胞群を個別に同定することは可能であったが、それらの個体全体におけるレパトワを網羅的に取得する方法は存在しなかった。本研究では小型実験動物であるゼブラフィッシュの特性を活用し、システムワイドにゼブラフフィッシュの個体に存在するT細胞レパトワをα鎖、β鎖とも高頻度クローンから微小クローンまで決定する新規技術を確立した。この成果は、免疫系全体の動態を鳥瞰することを可能とし、今後、感染症や悪性腫瘍に対する免疫応答の解明や、免疫学的な機序により発生する病態の診断や治療法の開発に大きく貢献する。

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公開日: 2019-03-29   更新日: 2021-02-19  

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