研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では、未だ有効な治療法が確立していない急性放射線症候群に対する新規抗酸化剤の開発を目的として、アルブミン創薬技術を駆使して、血中滞留型と細胞透過性を兼ね備えたハイブリッド型抗酸化アルブミンの設計に成功した。本抗酸化剤は急性放射線障害マウスに対し、優れた抗酸化・抗炎症効果を発揮する結果、臓器障害の抑制、引いては生存率を改善した。従って、今回作製したハイブリッド型抗酸化アルブミンは急性放射線障害に対する新規治療薬としての応用が期待される。
薬物動態学