レポーターマウスの乳腺上皮細胞(MEC)の不死化に成功しスクリーニングが効率化した。当初期待していた115個の遺伝子には活性がなく、より大きな遺伝子セットを評価する必要があった。そこでアノテーションされていないnon-coding RNAなどを含む遺伝子セットを大量に評価可能な実験系としてトランスポゾンを用いた遺伝子発現・同定技術を考案した。開発したベクターをレポーター細胞に導入し、4つの陽性クローンを得ることに成功した。その内1クローンから候補遺伝子が同定され、さらに解析を進めているところである。また、トラップ法の技術を応用し、幹細胞化遺伝子の機能評価のための各種技術を構築した。
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