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炎症関連タンパク質であるleucine-rich alpha2 glycoprotein (以下LRG)が心筋梗塞後にマクロファージ等の骨髄由来細胞において発現している事を見出した。LRG遺伝子欠失マウスを用いた解析より、LRGが梗塞後リモデリングを抑制し心保護的に働いている事を明らかにした。その機序として、梗塞の境界領域において血管新生を誘導しアポトーシスを抑制する事が明らかとなった。血管新生を誘導する機構は、TGF-betaのシグナル経路を介するものである事が示唆された。これらの結果は、マクロファージの血管新生における役割とその分子機構を解明した重要な成果である。
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