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2015 年度 研究成果報告書

ビタミンB6の新しい抗炎症作用の解明とその応用に向けた基礎研究

研究課題

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研究課題/領域番号 15K15078
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 病態医化学
研究機関金沢大学

研究代表者

須田 貴司  金沢大学, がん進展制御研究所, 教授 (70250090)

研究分担者 加藤 範久  広島大学, 生物圏科学研究科, 教授 (20144892)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2016-03-31
キーワードビタミンB6 / IL-1β / NLRP3 / endotoxin shock
研究成果の概要

ビタミンB6類のうち、ピリドキサル(PL)とピリドキサルリン酸(PLP)がマクロファージなどのIL-1β産生を抑制することを見出した。また、その分子機構としてPLやPLPが①トル様受容体シグナルによるTak1の活性化を阻害し、前駆体型IL-1βの発現を抑制すること、②NLRP3依存性のカスパーゼ1活性化を抑制し、IL-1βの前駆体型から成熟型への転換を抑制することを示した。さらに、マウスにPLやPLPを投与することで、リポポリサッカライド投与によるエンドトキシンショックが緩和されることを示した。以上より、ビタミンB6はIL-1βの産生を抑制し、炎症性疾患の予防に有効である可能性が示唆された。

自由記述の分野

免疫学

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公開日: 2017-05-10  

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