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2015 年度 研究成果報告書

栄養シグナルと炎症を結ぶ新規シグナル伝達経路の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 15K15086
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 病態医化学
研究機関九州大学

研究代表者

中山 敬一  九州大学, 生体防御医学研究所, 教授 (80291508)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2016-03-31
キーワード慢性炎症
研究成果の概要

我々は高感度質量分析計による定量的リン酸化プロテオミクス技術を用いて、のべ20000を超えるリン酸化について定量解析を行った結果、mTORC1の下流分子として転写因子FOXK1を含む36分子を同定した。さらにFOXK1によって誘導される遺伝子として、単球の遊走因子である炎症性ケモカインのCCL2を同定した。腫瘍細胞の皮下移植実験の結果、ラパマイシン投与、FOXK1の抑制、CCL2の抑制によって、それぞれTAMの浸潤抑制が認められた。このことより、mTORC1-FOXK1-CCL2経路は栄養シグナルと炎症をつなぎ、がんの発生や進展に重要な役割を持つことが明らかとなった。

自由記述の分野

分子生物学

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公開日: 2017-05-10  

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