研究成果の概要 |
認知症の患者は現在国内で約500万人と推計され、深刻な社会問題となっている。認知症の60%を占めるADには、早期であれば分子標的薬も有効と考えられているが、現在のところ有効な早期診断法は存在しない。このような背景の中、本研究においては、miRNAの発現変動を、健常者と比較AD特異的エクソソームのマーカー単離を行い、アミロイドの沈着前の早期診断を目指した。その結果、特に顕著にAD患者血清中に上昇するmiRNAとして、miR-1234,miR-1238,miR-1280、miR-1471またAD患者血清中で減少するmiRNAとしてmiR-22を同定した。
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