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2016 年度 研究成果報告書

糖尿病血管障害の発症における好中球細胞外トラップの関与について

研究課題

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研究課題/領域番号 15K15105
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 実験病理学
研究機関北海道大学

研究代表者

石津 明洋  北海道大学, 保健科学研究院, 教授 (60321957)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2017-03-31
キーワード糖尿病血管障害 / 微小炎症 / 好中球細胞外トラップ
研究成果の概要

高濃度グルコースへの暴露は、好中球細胞外トラップ(NETs)の形成を亢進させた。同じ浸透圧のマンニトールや2-デオキシグルコースではNETsの形成は亢進しなかった。ポリオール経路に関わるアルドース還元酵素の阻害薬が、高濃度グルコースにより誘導されるNETs形成を有意に阻害した。血清中のNETsは、コントロール良好な糖尿病患者で健常者に比べて有意に上昇していた。糖尿病患者では高血糖のためNETs形成が亢進し、これにはグルコース代謝のポリオール経路が関与している。糖尿病患者は、コントロールが良好であっても、食後高血糖により生体内でNETs形成が亢進している可能性が示唆された。

自由記述の分野

病理学

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公開日: 2018-03-22  

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