「臓器移植後EBウイルス関連リンパ増殖症の発症機構の解明研究」 EBウイルス(EBV)関連移植後リンパ増殖症(PTLD: post-transplant lymphoproliferative disorder)の予防と治療法の確立を目指した。移植片とともに移行した感染細胞は先ず肝臓内で増殖した後に末梢血中に供給され、他臓器やリンパ節にニッチを作りPTLD発症につながることが示された。また、免疫抑制剤投与下ではPTLD発症率の上昇(3倍以上)が人かマウスにより示された。本研究により免疫抑制剤量の至適量の決定が重要であることが示唆された。
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