研究課題/領域番号 |
15K15145
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研究機関 | 国立感染症研究所 |
研究代表者 |
田原 舞乃 国立感染症研究所, その他部局等, 主任研究官 (10572109)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 麻疹ウイルス / ウイルスベクター / 光遺伝学 |
研究実績の概要 |
計画したウイルスの一部を作製することに成功した。通常のウイルスに比べて増殖スピードは遅いものの、周辺の細胞に2次感染、3次感染をおこし巨細胞を作りながら感染が広がる様子が確認できた。また、cell-associateウイルスだけでなく培養上清中にcell-freeの状態でウイルスが産生されていることも確認できた。今後このウイルスの光応答性を確かめる予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
計画した一部のウイルスの作製に成功した。ウイルス作製が出来なかったものは光応答タンパク質の相互作用力が弱すぎた為だと考えられた。
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今後の研究の推進方策 |
ウイルス作製に成功したものはこのまま計画を続ける。また、新規の光応答遺伝子を用いたウイルス作製も試みる。
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次年度使用額が生じた理由 |
使用期限が短い試薬などは、次年度に注文を持ち越すことにした。
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次年度使用額の使用計画 |
持ち越した分と合わせて全額使用する予定である。
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