リソソームのマスター制御因子である転写因子TFEBの、自然免疫系における役割について解析を進めた。予備的な結果で、TFEBの過剰発現で病原体センサーToll様受容体(Toll-like receptor, TLR)の応答が誘導されるという結果を得ていることから、その機序について解析を加えた。しかしながら別のベクターで発現させると、TLR応答が誘導されなかったために、TFEBの解析を進めることは困難であった。そこで、TFEBの制御因子であるmTORについての解析を進め、TLR3の応答にmTORC2が関与していることを明らかにした。
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