研究課題/領域番号 |
15K15165
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
伴 信太郎 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (40218673)
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研究分担者 |
青松 棟吉 名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (30571343) [辞退]
高橋 徳幸 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (00758732)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 医療面接 / 外来実習 / 共感 / 小グループ討議 / ロールプレイ / 患者中心の医療 |
研究実績の概要 |
平成28 年度は Phase 2として下記を実施した。 ①外来診療実習を行う医学生は、自らの共感的対応について自省して、態度評価ツールとしての‘CARE measure’で自己評価をした。②外来診療した学生が、小グループの医療面接実習では、外来で診た患者を再現し(peer-role playで患者役を演じる)、他の学生の一人が医師役として医療面接をする。その際、患者役を演じる学生のみならず、観察している学生も態度評価ツールとしての‘CARE measure’を用いて評価した。 【これまで得られたpreliminaryなデータ】 実習をファシリテートした教員への個別インタビューから下記の点が明らかとなった。 1.医学生はOSCEで評価される共感的態度(例:「大変でしたね」という声掛け)にとどまらない共感的態度の多面的な側面を言語化できるようになっている。2.医療面接に関する小グループ討議は、ややもすると鑑別診断・臨床推論に偏する。手元の‘CARE measure’の評価項目に関して討議することは、指導教員が患者中心的態度も医療面接のパフォーマンスについての討議のテーマとするのに有用であった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
当初予定していた下記の質的研究が実施できていない。 ●実習に参加した学生のなかで研究参加に同意した学生に対するフォーカスグループ(1 グループ4-6 人、各10 回程度) 調査① 患者の視点理解に影響する促進因子、阻害因子の探索 調査② 患者の視点理解過程の探索、過去の文献との比較 調査③ 患者の視点理解と臨床推論の融合への影響因子の探索 【主たる理由】先行研究の論文作成の遅延。
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今後の研究の推進方策 |
大学院生を研究協力者として参加してもらい、遅れているフォーカスグループを実施した上で、最終まとめを行う。 次年度に延長した研究は、分担研究者の高橋徳幸(青松棟吉から引き継いだ)が担当する。
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次年度使用額が生じた理由 |
遅れている研究実践のため。
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次年度使用額の使用計画 |
①フォーカスグループのテープ起こし、②学会発表、③論文投稿料、④英文校閲料
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