研究実績の概要 |
1. 医学教育における反転授業を活用したアクティブ・ラーニングの量的・質的評価 医学部における反転授業を導入した講義について、質問紙法による「学習のレディネス」、「知識活性化」、そして「自己主導型学習の導入」について調査した。また、これらの内容について学生に対してフォーカスグループインタビューを行い、その内容を質的に検討した。また、学習アプローチ尺度表(16項目5件法;5:全く同意)を用いて受講前後における学生の深い学び(学習内容を様々な事柄と結び付けて考え意味あるものとする学習)と浅い学び(表面的な内容理解を行う学習)について検討した。質問紙調査とフォーカスグループインタビューの内容については、2016年のヨーロッパ医学教育学会で発表した(Is the flipped classroom conducive to the introduction of self-directed learning?, Nishiya K, Sumitani K, Okada H, AMEE2016, 2016)。また、高等学校の生徒を対象として、反転授業を導入したワークショップを開催し、その内容について第11回医療系eラーニング全国交流会で発表し論文化した(医学部における高校生を対象としたブレンド型学習の試み, 西屋克己, 住谷和則, 岡田宏基, Journal of Higher Education and Research, 13, 67-72, 2016)。 2. 看護学教育における反転授業を活用したアクティブ・ラーニングの量的・質的評価 看護学部における反転授業を導入した講義について、授業の理解度調査、および「学習のレディネス」、「知識活性化」、そして「自己主導型学習の導入」について半構造化個別インタビューを実施した。これらの内容について、第11回医療系eラーニング全国交流会で発表した(岩本淳子、西屋克己、岡田宏基、医療者教育における反転授業を活用したアクティブ・ラーニングの実践と質的評価、第11回医療系e-ラーニング全国交流会、2016年9月)。
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