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2017 年度 実績報告書

笑いケア体操プログラム活用による過疎地域高齢者への支援モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 15K15173
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

池田 由紀  名古屋市立大学, 看護学部, 准教授 (80290196)

研究分担者 福岡 篤彦  奈良県立医科大学, 医学部, 助手 (10336852)
安東 由佳子  名古屋市立大学, 看護学部, 准教授 (50314745) [辞退]
加藤 亜妃子  名古屋市立大学, 看護学部, 講師 (30553234) [辞退]
天野 薫  名古屋市立大学, 看護学部, 助教 (90747833) [辞退]
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード介護予防活動 / 笑いケア体操 / 高齢者
研究実績の概要

過疎地域在住高齢者への介護予防活動の“いきいき百歳体操”に「笑いケア体操」を取り入れたことによる心身への効果を検討することを目的に実施した。
その方法は、研究デザインは、準実験研究、1群事前―事後テストデザインで、観察研究である。対象は、A町の一地域における65歳以上の高齢者で本研究の趣旨に同意が得られた住民とした。調査方法は、事前調査後、対象者に“いきいき百歳体操”のみを週に1回、3ヵ月間実施し、3ヶ月後調査を実施した。その後「笑いケア体操」を加えものを「ケラケラ百歳体操」としてさらに3ヵ月間継続した後、再調査を行った。調査内容は、聞き取り質問紙調査(基本属性など、うつ評価、健康関連QOLなど)、体力測定(基本情報:身長・体重、血圧、ピークフロー値、握力、TUG(time up go))である。分析方法は、事前と3ヶ月後の変化量と3か月後と6か月後の変化量の比較をした。統計処理には、統計ソフトSPSSVer.21を用い、統計学的有意水準は5%とした。本研究は、名古屋市立大学看護学部研究倫理委員会の承認を得た。(承認番号:17008-2)
結果、対象は、17名(2名脱落)でその内訳は、平均年齢74.4歳(66歳ー86歳)、女性14名、独居8名であった。分析の結果、うつ評価、健康関連QOLでは、有意な差は認められなかった。体力測定においては、ピークフロー値、握力、TUGは有意な差は認められなかったが、血圧値においては有意に改善が認められた。
高齢者の介護予防活動として、有酸素運動が有効であることが認められている。今回、有酸素運動として、いきいき百歳体操に笑いの体操を加えた“ケラケラ百歳体操”を実施したことで、血圧の改善が認められたことは、笑いの体操の身体的効果として有効であると考える。

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公開日: 2018-12-17  

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