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2016 年度 研究成果報告書

分子遺伝疫学的解析を活用したヒト腸管上皮における尿酸排泄機構の解

研究課題

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研究課題/領域番号 15K15227
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 疫学・予防医学
研究機関防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究

研究代表者

松尾 洋孝  防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究, 分子生体制御学, 講師 (00528292)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2017-03-31
キーワード分子遺伝疫学 / 痛風遺伝子 / 腸炎 / マーカー / 尿酸
研究成果の概要

本研究では、腸管及び腎臓における尿酸排泄機構の解明のため、多数例の急性腸炎や炎症性腸疾患、および血液透析患者等の症例サンプルと臨床データが収集された。その結果、罹患期の急性腸炎患者において、輸送体ABCG2の機能低下は、急性期の患者の血清尿酸値を有意に上昇させ、これは脱水の重症度を考慮しても有意であった。回復期の患者では有意な上昇を認めなかった。さらに、血液透析患者では輸送体ABCG2の機能低下が血清尿酸値の上昇と有意に関連した。すなわち、どちらの病態でもABCG2遺伝子の機能低下型変異が血清尿酸値の上昇を引き起こしており、血清尿酸値は小腸上皮障害のマーカーとして有用である可能性が示唆された。

自由記述の分野

医歯薬学

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公開日: 2018-03-22  

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