研究成果の概要 |
本研究は、北海道江別市に住む20-43歳の平成26年度の子宮頸がん検診無料クーポン対象の女性、7677名を1:1:6の比でコントロール群、検診再勧奨通知群と自己採取HPV検査群に無作為に割付け、自己採取法の導入により検診受診率が向上するかを検討することを目的としている。自己採取HPV検査群では570名(9.9%)が自己採取キット送付を希望し、そのうち392名(68.8%)が自己採取を行った。再勧奨群(RR=1.62,95%CI1.23-2.10)と自己採取ットを受け取った群(RR=8.31,95%CI 6.68-10.34)の両群ともコントロール群に比べて検診を受ける割合が有意に高かった。
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