本研究課題は、人口減少・高齢化にともなう買い物環境の悪化が、高齢者の栄養摂取に与える影響を評価するために計画された。南あわじ市、男鹿市、勝浦市、高梁市、長崎市を対象に、買い物環境評価マップの作成、人口推計、質問紙調査を実施し、栄養摂取の充足/不足に影響する個人属性・地理的要因・世帯要因などを探索した。研究期間中に、予定された5カ所のうち4カ所でのデータ収集が完了し、2017年度中に全体のデータベースが完成する予定である。今後は、データベースの解析により、高齢者の栄養・健康と買い物環境のかかわりについて具体的に明らかにする予定である。
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