研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では脳糖代謝(神経活動)を測定できるFDG-PETを用い、地域在住高齢者の手指巧緻性と脳糖代謝との関連を明らかにすることを目的とした。調査の結果、右手の手指巧緻性は、認知機能測定項目の成績と相関すると同時に、アルツハイマー病患者で早期に糖代謝の低下が認められる部位である楔前部や後部帯状回の糖代謝量と有意に関連した。本研究の結果から、手指機能の低下が認知機能低下を早期に反映する可能性が示唆された。
疫学