研究課題
1)CIPO診療実態調査:自主臨床研究「慢性偽性腸閉塞症の予後を定する因子を解析する前向き後向き多施設共同観察研究」として大阪大学をはじめとしたOGF関連施設で臨床研究倫理審査の承認を得た(大阪大学承認番号13124)。大阪大学から4症例、その他の施設から10症例が登録された。ⅰ)年齢は10歳台1症例、30歳台2症例、40歳台2症例、50歳台2症例、60歳台1症例、70歳台5症例、90歳台1症例の結果であり、年齢分布に偏りは認めなかった。ⅱ)性別は女性10症例、男性4症例と女性の人数が多い結果であり、性ホルモンが発症増悪に関与する可能性が示唆された。ⅲ)病因は特発性が最も多く11症例であった。ⅳ)臓器障害は大腸が最も多く13症例、小腸3症例、胃2症例、食道1症例であった。ⅴ)治療法は在宅中心静脈栄養4症例、手術歴6症例、ストマ造設2症例、内視鏡減圧5症例であった。治療内容と障害臓器の関連性を上図に示した。在宅中心静脈栄養を継続する必要のある3症例は全て小腸が障害されていた。腸管切除、ストマ造設、内視鏡減圧を選択された症例は全て障害臓器が大腸に限局されていた。厚労省班会議の実態調査によれば、大腸のみの障害であれば腸管切除は有効かもしれないとされています。我々の結果はこの報告を支持するものであり、その他の選択肢としてストマ造設、内視鏡減圧も有用である可能性を示唆している。2)血清APOB48蛋白発現解析:自主臨床研究「慢性偽性腸閉塞症における血清APOB48蛋白発現解析」として大阪大学をはじめとしたOGF関連施設で臨床研究倫理審査の承認を得た(大阪大学承認番号15432)。CIPO4症例、便秘症3症例、健常人3症例の血清を採取、ウエスタンブロットによりAPOB48蛋白発現解析を行った。
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Advanced Biomedical and Clinical Diagnostic and Surgical Guidance Systems XV
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