研究課題/領域番号 |
15K15301
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
中川 英刀 国立研究開発法人理化学研究所, 統合生命医科学研究センター, チームリーダー (50361621)
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連携研究者 |
松原 長秀 兵庫医科大学, 医学部, 客員教授 (70314672)
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研究協力者 |
藤田 征志 国立研究開発法人理化学研究所, 統合生命医科学研究センター, 研究員 (80564749)
池内 浩基 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (80319863)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | がんゲノム / 炎症性腸疾患 / 大腸がん |
研究成果の概要 |
我々は、22例のIBDからの大腸癌(CAC)の新鮮凍結標本を収集し、エクソームとRNAシークエンスをおこなった。そして、見つかった43個の変異遺伝子に着目して、90例のFFPEのCACについて標的変異解析を行った。その結果、66%のCACにTP53の変異が見つかったが、APCは16%の症例にしか変異がなく、高分化型や晩発性IBDと相関があった。一方で、別のWnt シグナル分子の変異は11%のCACに確認され、IBDの罹患期間と有意に相関していた。CACは、通常型の大腸がんと大きく異なる変異パターンを示し、Wnt シグナル分子の変異によって層別化することができる可能性がある。
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自由記述の分野 |
分子腫瘍学
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