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2016 年度 研究成果報告書

ユビキチンプロテアソーム系が腎臓の恒常性維持と障害・修復にはたす役割の統合的解明

研究課題

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研究課題/領域番号 15K15329
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 腎臓内科学
研究機関京都大学

研究代表者

柳田 素子  京都大学, 医学研究科, 教授 (70378769)

連携研究者 金井 好克  大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (60204533)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2017-03-31
キーワードユビキチンプロテアソーム系 / 腎臓病
研究成果の概要

本研究では、腎臓の恒常性維持におけるユビキチン・プロテアソーム系(以後UPS系)の役割を解明することを目的とした。我々が以前に作成した近位尿細管特異的な誘導型Creマウスとプロテアソームのコンポーネントのfloxマウスを交配して作成したマウスにタモキシフェンを投与し、近位尿細管特異的にプロテアソームのコンポーネントが欠損したコンディショナルノックアウトマウスを生成したところ、同ノックアウトマウスは腎不全から死に至ることを見出した。ノックアウトマウスでは、尿細管障害の所見に加え、オートファジーフラックスの障害を示唆する所見が得られた。

自由記述の分野

腎臓内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

腎臓においては古くから腎臓の恒常性維持に重要な役割を果たすタンパクがUPSで分解されることが知られていたが、UPSが総体として腎臓の恒常性維持、生理機能をどのように制御しているかは明らかではなかった。高等生物では数百種類に及ぶユビキチンリガーゼがあることもその総合的な機能解析を困難にしていた。本系は、UPS系が近位尿細管の恒常性維持に果たす役割を示す点で重要である。UPS系阻害薬は臨床でも使用されており、その観点からも本解析は意義がある。

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公開日: 2018-03-22   更新日: 2024-01-30  

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