現在、透析療法に至っている患者数は、全国で31万人を越え、特に急性腎障害は、近年発症頻度が高まっている。65歳以上の高齢者では入院患者の13.5%にAKIが発症し、CKDに移行し易いことを私たちは報告した。私たちは、AKIにおけるミトコンドリア障害、特にマイトファジーの役割に関する成果を報告した。Heat shock protein beta-1 (HSPB1) が腎臓におけるオートファジーに関与することを示した(PlosOne 2015)。今後、安全性の高いアミノ酸(ALA)のミトコンドリア保護作用および、AKIの予防作用を解析し新規薬理作用の解明と臨床応用を目指す
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