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2015 年度 実施状況報告書

脂肪組織の褐色化と肥満の遺伝素因のゲノム・エピゲノム連関

研究課題

研究課題/領域番号 15K15346
研究機関東京大学

研究代表者

脇 裕典  東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (00466765)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2017-03-31
キーワードゲノム / SNP / エピゲノム / オープンクロマチン / エンハンサー
研究実績の概要

マウス近交系A/JとC57BL6/Jにおいて、β3アドレナリン刺激により、皮下および精巣上体白色脂肪組織において、褐色脂肪特異的遺伝子の転写が誘導され、皮下脂肪組織においては免疫組織化学染色によりUCP1を有する褐色脂肪様の細胞の出現を認め、白色脂肪細胞の褐色化がC57BL6/Jと比較してA/Jマウスで生じやすいことを確認した。これらの実験において褐色脂肪組織、皮下白色脂肪組織、精巣上体白色脂肪組織に対してFAIRE-qPCRおよび、mRNAのRT-PCRを施行し、種特異的な褐色脂肪特異的遺伝子の転写プログラムの変化、および種特異的なオープンクロマチン領域の候補領域で確認した。次世代シークエンサーによるシークエンシングを施行し、次年度にゲノムワイドな解析を進める。初代培養による単離脂肪細胞の実験系についても、実験手法を確立し、FAIREやChIPの解析を現在行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究計画に従い、順調に研究を進められている。

今後の研究の推進方策

研究計画に従い進行しており、立案された計画を遂行する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2015

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 肥満関連ゲノム領域とFTO/IRX3の関連と意義2015

    • 著者名/発表者名
      青山 倫久, 脇 裕典, 山内 敏正, 門脇 孝
    • 雑誌名

      内分泌・糖尿病・代謝内科

      巻: 40 ページ: 306-311

  • [図書] 糖尿病学2015

    • 著者名/発表者名
      脇 裕典 門脇孝/荒木栄一/稲垣暢也/羽田勝計/綿田裕孝 編集
    • 総ページ数
      636
    • 出版者
      西村書店

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公開日: 2017-01-06  

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