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マスト細胞に発現する抑制型受容体の細胞外領域を利用した結合・レポーターアッセイから、LMIR1とLMIR3以外に脂質を認識する受容体は同定されなかった。セラミドとLMIR3の結合はマスト細胞のFceRIシグナルをin vitro及びin vivoで抑制したが、LMIR1リガンドであるホスファチジルセリンの投与によりFceRIシグナルは抑制されなかった。従って、セラミドとホスファチジルセリンを含有するvesicleによるFceRIシグナルの抑制効果はセラミドvesicle単独の場合と比較して減弱した。LMIR3リガンド脂質のvesicleがアレルギー疾患に有効な薬剤になる可能性が示唆された。
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