研究成果の概要 |
OCT3/4, SOX2, KLFの3遺伝子、それらにc-MYCを加えた4遺伝子を導入することにより樹立されたダウン症候群患者由来iPS細胞を用いて、AGM-3細胞との共培養法により血球分化させた後、フローサイトメトリーによるヒトCD45+細胞の比率及び血液コロニー形成法による造血細胞活性を検討したところ、CD45+細胞の比率、血液コロニー形成数が健常人由来iPS細胞の2~3倍であった。また網羅的遺伝子発現解析により発現が上昇している造血関連遺伝子は21番染色体に含まれる遺伝子で18あり、その中に含まれるGATA-1、RUNX1については定量的RT-PCRにおいてもその発現上昇が確認された。
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