研究課題/領域番号 |
15K15447
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
放射線科学
|
研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
新美 敦子 群馬大学, 未来先端研究機構, 助教 (50508984)
|
研究協力者 |
柴田 淳史 群馬大学, 大学院医学系研究科, 研究講師 (30707633)
山内 基弘 長崎大学, 学内共同利用施設等, 助教 (60437910)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
キーワード | ゲノム不安定化 / 重粒子線 / ライブイメージング / 染色体異常 / 医学放射線生物学 |
研究成果の概要 |
ライブセルイメージングでDNA損傷と細胞周期を同時にモニタリングできる細胞株を樹立し、X線及び重粒子線照射後120時間以上のタイムラプス実験を行った。X線照射細胞では照射後複数回の細胞分裂により重篤なゲノム不安定化が増加し、細胞死に至った。一方重粒子線照射細胞では、照射後すぐの細胞分裂後から効率的に細胞死が引き起こされ、更に細胞分裂自体もX線照射に比べて抑制された。これらの結果から、X線照射細胞では、照射後の細胞分裂を通じた細胞周期進行に伴って一定期間後にその生死の運命決定がなされるのに対し、重粒子線照射細胞では、照射直後に細胞死に向かう運命決定がなされている可能性が示された。
|
自由記述の分野 |
DNA損傷応答
|