研究実績の概要 |
研究最終年度(3年目)は、更なる移植医療の発展に繋げる為の、これまでの研究成果の見直しと検証に重点をおいた。本研究課題は2つの主題(1. 移植医療へのイメージング技術導入、2. 樹状細胞と移植臓器拒絶に関する基礎的研究)を基に、革新的で独創的である事を特徴に、2年目までに英語論文(4編:IF 17.165)の成果を示す事が出来た。これらの基本となっているのが、共同研究施設である米国 Brigham and Women's Hospitalでの研究成果であり、2015年の英語論文(J Am Soc Nephrol.PMID: 25855773, IF 8.98)の腎移植をモデルにした臨床報告(患者数 105名、樹状細胞の拒絶反応における重要性)である。結果として、本研究の着想に至り、最終年度の実績の1つとして、日本外科学会(2017. 4月、横浜)での発表に繋がった。本発表では、移植モデル(動物実験)での樹状細胞をイメージングで描出した初めての報告で意義が高い。また新たな樹状細胞の役割を示すきっかけにも繋がり、更なる移植医療の発展を予期するものであった。
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